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2026年6月1日から、ソフトバンク光の開通工事費が31,680円→47,520円に値上げされました。約1.5倍です。
正直、この業界でもかなり思い切った値上げなんですが……店頭でこの話をして驚くお客さん、ほぼゼロなんですよね。
理由は簡単で、値上げと同じ日に「工事費が実質0円になるキャンペーン」が始まったからです。月々の支払いは変わらない。だから誰も気づかない。
でも私はこの値上げ、「申し込むときには見えなくて、辞めるときに刺さる値上げ」だと思っています。実質0円の裏で何が重くなったのか、現役ショップ店員の目線で本音を書きます。
この記事を書いてる人:タミ
現役の通信アドバイザー(この仕事9年目)。店頭で光回線とスマホの相談を毎日受けています。乗り換えの見積りで「え、工事費の残りって払うんですか?」と言われるたびに、この記事を書こうと思っていました。
※本文中の「タミのひとこと」は私の心の声です
目次
2026年6月から工事費はこう変わった
まず事実関係の整理から。2026年6月1日の申し込み分から、ソフトバンク光の工事費はこう変わりました。
| 工事の種類 | 5月31日申込分まで | 6月1日申込分から |
|---|---|---|
| 立ち会い工事あり | 31,680円 | 47,520円(+15,840円) |
| 立ち会い工事なし | 4,620円 | 5,280円 |
| 夜間工事割増金(17〜22時) | 9,174円 | 13,926円 |
| 深夜工事割増金(22〜8時) | 18,348円 | 27,852円 |
| 土日休日工事割増金 | 3,300円 | 3,300円(据え置き) |
公式が発表している理由は「物価や人件費などの高騰」。これはソフトバンクだけの話ではなくて、ドコモ光も同じタイミングで22,000円→28,600円に値上げしています。業界全体の流れです。
この表で見てほしいポイントは2つあります。
1つ目は、戸建てや光ファイバー未導入のマンションに住んでいる人は、基本的に「立ち会い工事あり」=47,520円コースだということ。値上げ幅は15,840円で、ここが一番大きい。
2つ目は、土日休日の割増だけ据え置きなこと。夜間・深夜の割増は約1.5倍に上がっているので、「平日の昼間は仕事で無理だから夜に工事を」と考えている人ほど影響が大きい値上げになっています。
店頭では誰も気づいていない(店員の本音)
ここからが本題です。
これだけの値上げなのに、店頭で「工事費上がったんですね」と言われたこと、私は一度もありません。
そもそもお客さんは値上げ自体を知りません。工事費の話になっても「無料なんですよね?」で会話が終わります。
実際、値上げと同じ6月1日に「新規お申し込みで回線工事費割引キャンペーン」が始まりました。月1,980円×24ヶ月の割引で、工事費の分割払い分とちょうど相殺される仕組みです。月々の請求はプラスマイナスゼロ。
つまり、普通に使い続ける人にとっては、確かに何も変わっていないんです。だから誰も気にしない。ソフトバンクが「値上げしました」と大々的に宣伝するわけもないので、静かに通り過ぎた値上げになりました。
でも、「気にしなくていい」と「知らなくていい」は違います。これがこの記事で一番言いたいことです。
💬 タミのひとこと
「実質0円」って聞くと0円のことしか頭に残らんのよな。「実質」の2文字にこそ条件が詰まっとるのに。
重くなったのは「辞めるときの負担」
この値上げの本当の意味は、途中で辞めたときの請求額が1.5倍になったことです。
公式ページには、はっきりこう書いてあります。「SoftBank 光の解約時に工事費の残金がある場合は、請求します」。そして割引キャンペーンの条件には「対象サービスを解約された場合、当月の末日をもって適用終了」。
つまり、解約した瞬間に割引は消えて、工事費の残りは一括請求される。ここまでは旧料金の時代も同じ仕組みでしたが、その「残り」の元本が1.5倍になったわけです。
さらに見落とされがちなのが、割引が始まるタイミングです。
- 割引が始まるのは、課金開始月を1ヶ月目として7ヶ月目から
- 1,980円×24回を全部受け取るには、31ヶ月目まで使い続ける必要がある(公式にも「31ヵ月目までご利用の場合」と明記)
- 「実質0円」の消化に、2年半かかる設計です
例えば、開通から1年で他社に乗り換えた場合を計算してみます。
例:開通から1年で乗り換えた場合(工事費24回分割)
- 支払った工事費:1,980円×12回=23,760円
- 受けた割引:7〜12ヶ月目の6回分=11,880円
- 解約時に一括請求される残債:23,760円
- 工事費の実質負担:35,640円
旧料金の時代に同じ条件で辞めた場合と比べて、約1万円重くなっています。「実質0円」のはずが、辞め方次第で3万円台の実費になる。これが値上げの正体です。
店頭で乗り換え相談を受けていて感じるのは、割引が解約と同時に消えることを知らない人が本当に多いこと。「実質無料で入ったから工事費はもう関係ない」と思ったまま乗り換えの見積もりを始めて、残債の存在にそこで初めて気づくパターン、めちゃくちゃ見ます。
もうひとつ注意点。この工事費の残債は、2年契約の解除料(違約金)とは別枠です。更新月に解約して違約金がゼロでも、工事費の残りがあれば請求されます。
辞めるコストが上がるほど、会社側は値上げにも引き止めにも強気になれる。この囲い込みの構図はソフトバンク光が高い本当の理由で書いた話と、そのまま地続きです。
「実質0円」で見落としがちな注意点3つ
注意点1:他社から乗り換えの人は証明書の提出が必須
他社回線からの乗り換えでこのキャンペーンを使う場合、解約証明書を課金開始から6ヶ月目の末日までに提出しないと特典の対象外になります。
対象外=割引ゼロ。つまり47,520円が満額自腹です。キャッシュバックの「申請忘れでもらえなかった」と全く同じ構造の罠ですね(詳しくはキャッシュバックをもらえなかった人の5つの共通パターンで書いています)。
証明書に不備があっても対象外になりえます。スクショでの提出もOKなので、開通したらすぐ出してしまうのが正解です。
注意点2:夜間・深夜の工事はキャンペーン対象外
意外と知られていませんが、夜間割増13,926円・深夜割増27,852円は実質0円の対象に含まれません(公式に明記あり)。しかも上の表のとおり、割増額そのものも値上げされています。
工事の日程は平日の日中か、割増が据え置きの土日(+3,300円・こちらも対象外ですが額が小さい)で組むのが無難です。
注意点3:家族の契約状況で対象外になることがある
- 同じ住所・同じ名字で、過去3ヶ月以内にソフトバンク系のネット回線を解約した人がいると対象外
- 同じ住所・同じ名字で契約が残っている場合も対象外
- 自動更新なしプランでの申し込みも対象外
公式も「本キャンペーンの申し込み前に家族などにご確認ください」と注意喚起しています。実家住まいや二世帯住宅の人は、申し込む前に家族の契約状況を確認してください。自分は初めてでも、家族のせいで対象外……というのは店頭でも防ぎようがないパターンです。
補足:そもそも値上げの影響を受けない人もいます
フレッツ光や他社の光コラボ(ドコモ光・ビッグローブ光など)からの転用・事業者変更は工事不要=工事費0円。今回の値上げとは無関係です。
ただし10ギガプランは転用・事業者変更でも新規扱いになり、立ち会い工事が必須=47,520円コース。1ギガなら0円、10ギガなら満額と、選ぶプランで話が全然変わる点だけ気をつけてください。
💬 タミのひとこと
辞めるときの話は、入るときには誰もしてくれへん。せやから入る前に自分で知っとくしかないんよ。
じゃあどこで申し込めばいいの?
ここまで読んで「じゃあソフトバンク光はやめとこう」と思った人もいるかもしれません。でも、工事費の値上げはソフトバンクだけの話ではなく、ドコモ光も同じタイミングで上がっている業界全体の流れです。正直、どこに行っても工事費からは逃げられません。
だから大事なのは、工事費や違約金を上回る還元を、申し込みの入口で取っておくことです。同じ回線でも、申し込む窓口によってキャッシュバックは数万円変わります(窓口ごとの違いはキャッシュバック比較の記事にまとめています)。
auひかり(乗り換えの本命)
キャッシュバック最大75,000円。工事費や他社の違約金・残債の負担を一発でひっくり返せる額です。乗り換え先を探すなら、まずここから検討するのがおすすめです。
\ 残債があっても取り返せる /
ソフトバンク光(新規で申し込む方)
窓口キャッシュバック最大50,000円。公式の工事費実質0円キャンペーンは窓口経由の申し込みでもそのまま対象なので、値上げ後の工事費対策と両取りできます。
\ 工事費実質0円と両取りOK /
ドコモ光(ドコモスマホの方)
キャッシュバック20,000円(@nifty)。ドコモスマホならセット割が効くので、ここが基本になります。
\ ドコモユーザーはこれ一択 /
工事費だけでなく、2026年のソフトバンク光は料金やPayPayカード割など複数の条件が変わっています。全体像はこちらにまとめました。
👉 ソフトバンク光の2026年の改悪・値上げを総まとめで読む
まとめ
- 2026年6月1日申込分から、ソフトバンク光の工事費は31,680円→47,520円(約1.5倍)
- 「実質0円」キャンペーンが同時に始まったので、月々の負担は変わらず、誰も気づいていない
- 割引の開始は7ヶ月目から。全部受け取るには31ヶ月かかる
- 途中解約は「割引が即終了+残債を一括請求」。重くなったのは辞めるときの負担
- 他社からの乗り換えは解約証明書の提出(6ヶ月以内)を忘れると満額自腹
- 転用・事業者変更なら工事費0円で影響なし(ただし10ギガは新規扱い)
よくある質問
Q1. ソフトバンク光の工事費値上げはいつからですか?
2026年6月1日の申し込み分からです。5月31日までに申し込んだ場合は旧料金(31,680円)が適用されます。
Q2. 「実質0円」はいつまで使えば達成できますか?
割引の開始が7ヶ月目からなので、31ヶ月目までの利用で達成です。それより前に解約すると残債が請求されます。解約を考え始めたら、先に引き止め割引の記事を読んでみてください。
Q3. 途中で解約したら工事費の残債はどうなりますか?
残金が一括請求され、割引はその月の末で終了します。2年契約の違約金とは別枠なので、更新月の解約でも残債は残ります。囲い込みの仕組みはソフトバンク光が高い本当の理由で詳しく書いています。
Q4. 転用・事業者変更でも値上げの影響はありますか?
工事が不要なので工事費0円・影響なしです。ただし10ギガプランは新規扱いで工事費が発生します。
Q5. 工事費はどうにもならないとして、月額を下げる方法はありますか?
BBユニットなどオプションの見直しで月額を下げられる可能性があります。BBユニットは必要?外すと損する人を参考にしてください。
※工事費・キャンペーン内容・適用条件は予告なく変更される場合があります。最新の情報はソフトバンク公式サイトでご確認ください。


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